ベランダ防水の種類について詳しく解説!防水シートの寿命とは?|外壁・屋根塗装や雨漏り修理のM'sペイント

ベランダ防水の種類について詳しく解説!防水シートの寿命とは?

2022.02.02

自宅のベランダの防水について気になっている方へ、ベランダ防水の方法を種類ごとに詳しく解説します。
おすすめの防水に使用するシートの寿命と、劣化の見分け方なども紹介しています。
できるだけ安く、完璧なベランダ防水工事をして欲しい方にはおすすめのコラムなので、じっくり読んで参考にしてください。

ベランダ防水の種類について詳しく解説!防水シートの寿命とは?

ベランダ防水の4つの種類

ベランダ防水には、主に以下に紹介する4つの種類が用意されています。

ウレタン防水

ウレタン防水は、ウレタン樹脂を塗り重ねていくことで防水層をつくる方法で、比較的工事費が安く、複雑な形状でも対応できるという特徴があります。
ベランダ防水でよく採用されていますが、他の防水工事と比べて工期が長くなる点と、防水塗膜の厚さにムラができやすい点がデメリットです。

FRP防水

FRP防水は、ウレタン防水と並んでベランダの防水でよく用いられる方法で、液状のポリエステル樹脂と補強繊維を一体化して防水層をつくる工事のことです。
FRPとは、繊維強化プラスチックのことです、

新築工事でよく採用されており、工期が短くて済むのが大きな特徴です。
ウレタン防水よりも耐久性が高く塗装ムラもできにくいですが、工事費が高くなる点がデメリットとして挙げられます。

アスファルト防水

アスファルト防水とは、液状の溶解アスファルトとアスファルトシートを組み合わせて、防水層をつくる工事を指します。
耐久性や水密性に優れ、主に屋上などの広い範囲を防水するときに用いられるため、ベランダに用いられるケースは少ないです。

シート防水

シート防水とは、その名前の通りに専用のシートを床面に貼って防水層を設ける防水方法です。
他の方法よりも工事費を抑えられて、耐久性や耐候性に優れているなどの特徴があります。

ベランダ以外でも、屋上などの広い範囲の防水に向いていますが、接合処理が難しく、下地の状態が工事に影響します。
そのため、施工業者の技術力が問われることになります。

防水シートの寿命とは?

ベランダの防水工事を行うときには、多くの方が価格を気にすることだと思います。
4種類の防水工事の中でも最も安く工事ができるのはシート防水で、安くて丈夫なことから、多くの方がシート防水を選択しています。

「工事費が安いなら寿命も短いのでは?」と心配になる方もいるでしょう。
気になる防水シートの寿命は、およそ10年~15年です。

一昔前だと、シート防水には主にゴムシートが使用されていましたが、最近では耐候性に強い塩ビシートが主流となっています。
ゴムシートよりもシート自体の価格は高くなりますが、その分耐用年数も長くなります。

防水シートの劣化の見分け方

防水シートの寿命は、前項でも紹介したように10~15年とされていますが、紫外線の当たり方や、飛来物から受ける影響や鳥による被害などによって寿命が短くなることがあります。
また、施工業者の技術力により、結合部分に不具合が生じることも、防水工事の寿命を縮めてしまう大きな原因になります。

以下のような症状がシートに出ている場合は、工事後10年が経過していなくても寿命を迎えているかもしれないと考えて、早めに専門業者に状態を確認してもらいましょう。

防水シートが破れている場合

まだシートが新しくても、飛来物でシートが傷ついて破れることもあれば、カラスなどの鳥がシートをつついて破るという事例も確認されています。
シートが破れるとその部分から雨水などが侵入して防水機能が極端に落ちてしまうので、シートの破れを発見したら、すぐに専門業者に対処してもらってください。

防水シートが膨れている場合

防水シートに膨らみが見られる場合は、防水層の下に入り込んだ水が気化して膨らんだことが考えられます。
正しく施工をしても、劣化によりこのような現象は起きます。

シートに膨らみができているのは、破れやすい状態になっていることを示していて、放置してシートが破れてしまうと浸水のリスクが一気に高まります。
シートが膨らんできたら、寿命が近いと考え早めに専門業者に見てもらいましょう。

防水シートの結合部分が剥がれている場合

防水シートの結合部分が剥がれると、そこから雨水などが侵入する可能性が高まります。
どんなに完璧に施工しても、劣化すると結合部分はどうしても剥がれやすくなっていきます。

結合部分が一部でも剥がれると、耐用年数が極端に短くなり、防水機能も失われます。
シートの剥がれを見つけたら、早めに専門業者に連絡してください。

防水シートがめくれている場合

劣化や強風が影響してシートが浮いてめくれてくることもあります。
接合部分の剥がれにより、そこから雨水や風が入り込んで、全体的に浮きやめくれの具合を悪化させることもあります。

下地が見えてしまっているような場合は、もはや防水の役割を果たしていないと考えて、一刻も早く専門業者を呼んで対処してもらいましょう。
また、シートの上に水が溜まっている場合も、かなり劣化が進んでいると考えて、すぐに業者に連絡してください。

まとめ

ベランダ防水には、主に「ウレタン防水」「FRP防水」「アスファルト防水」「シート防水」の4つの種類があります。
この中で最も安く防水工事ができるのが「シート防水」です。

シート防水には専用のシートが使用されていて、その寿命は概ね10年~15年となっています。
ただし、紫外線の当たり具合や飛来物や鳥などの影響で、シートの寿命が短くなってしまうことがあります。
寿命が近づいているサインは、防水シートの破れや膨らみなどの状態によって分かるので、不具合が出ていることが分かったら、すぐに専門業者に見てもらうことをおすすめします。

高知県にある「M’sペイント」では、地域密着型でベランダ防水工事の他にも、外壁塗装・屋根塗装の住宅診断や見積もりを無料で行っています。
工事実績も豊富で、技術力に優れた高知県で選ばれたプロ集団が、親切、丁寧、迅速に完璧な工事を提供いたします。
工事後のアフターフォローもしっかりしているので、安心してお気軽にご相談ください。

防水工事についてのお問合せはこちら